「営業を軸に就活をしているけど部品メーカー営業ってどうなんだろう?」
この記事では現役の部品メーカー営業がなぜ部品メーカー営業を選んだか、その理由と入社前後のギャップを書きます。
特にギャップの部分は他の就活生の知らない体験談も含めています。就活・転職活動にはこういった”中の人”のホンネの情報なら少しでも役に立つと思ったんですよね。
いわゆる”中の人”筆者のプロフィールはこんな感じ。部品メーカー1筋で営業歴はもうすぐ9年。
上の経歴のわたしだからこそ書けます。当時の就活、転職活動そして働いてる今を思い浮かべながら脳みそフル回転で書いています。ここでしか読めないリアルな内容です。
この記事は部品メーカー営業のテーマに絞っています。その他の軸で活動を進めている人は読まなくて結構です。
ではさっそく部品メーカー営業を選んだ理由を見ていきましょう。
部品メーカー営業を選んだ理由3選
- 文系で選択肢として営業しかなかった
- 自社製品を追求していくスタイルが自分に合うと考えた
- 企業の持続性(将来性)があると睨んだから
それでは1つずつ見ていきましょう。
バリバリの文系だったので営業しかなかった
限られた文系卒の仕事で自分の長所を最大限活かせる職種を選んだ
経理は出来ないし、総務も難しい。そして残された営業。自分の性格の長所でもある、当時強みとしてPRしていたもの事を長く粘り強く取り組むという点が、唯一魅力となりそうなのが営業だった。
自社製品(1つのもの)を追及していくスタイルが自分に合うと考えた
メーカー営業は自社製品にとことん向き合って追求する
メーカーは自社製品をとことん追求し、営業は自社製品に愛着を持って営業活動を出来ると考えた。
想像してみてください。自社の製品を嬉々としてお客さんに説明する自分の将来の営業の姿を。
企業の持続性(将来性)があると睨んだから
部品メーカーは知られてないニッチトップが多い
日本製の部品メーカーは、ニッチ領域ですが世界的にもシェアが高く技術力にも信頼性のある優良企業が多い。
業界で特定分野での揺るがない不動の地位を獲得しているBtoBのビジネスモデルの部品メーカーは倒産しにくいと考えた。
日本の製造業は中国、東南アジアに追い抜かれていってるんじゃないの?
日本には世界有数の部品メーカーがあります。
例えば、2021年度の4月から日本でも動いていく5G。キックオフに向けて関係する各メーカーは急ピッチで生産設備の増設など進めている。村田製作所、TDKなどは世界に誇る日本の電子部品メーカーです。また日本電産も小型モーターの一部商品で世界トップシェアの製品を扱っていますね。
つづいて、入社前後でわたしが実際にギャップに感じたホンネを見ていきましょう。
部品メーカー営業の入社前後のギャップ3選
- 飛び込み営業、新規開拓がほぼ無かった
- 理系的な考え方が無くてもなんとかなった
- 技術職とのコミュニケーションに苦労
わたしは部品メーカー歴9年で転職経験あり。いわゆる中の人の経験談は話せます。
飛び込み営業、新規開拓がほぼ無かった
部品メーカーは知られてないニッチトップが多い
次の2つの理由から、新規開拓の飛び込み営業のウェイトが低かったと言える。
- 部品メーカーは飛び込み新規が売り上げに直結しない
- ニッチトップは新規参入のライバルに負けない
- 市場が成熟し業界における企業の住み分けが出来上がっていた
部品メーカーの新規は今お客さんが使っている部品を自社製に切り替える事。1~2年で切り替えを進めていく時間軸。
・お客さんから送付される見積依頼に対して見積を作っていく。
・納期管理やクレーム対応が多く事務所にいる時間が長い。
・お客さんから声がかかり自社商品の提案をしていく事が多い。
・外出は週に2~3回。
・新卒入社1社目では飛び込みはやったことない。
0本当はガンガン外出していかないといけないのです、というのがホンネ。
次のギャップを見てみましょう。
数学的知識などが無くてもまぁとりあえずなんとかなった。
数学・化学などの理系分野が壊滅的でも働けます
基本、打ち合わせをする相手のほうが詳しいです。カタログに書いてある内容を説明できればなんとかなる。
難解な数式を使い説明進めていくなどという事は少ないですね。
・製品基礎知識は商品カタログで勉強する。
・技術打合せは自社の技術職と連れていく。
・即答できない技術質問も技術に確認しながら対応。
・文系卒で営業課長は多い。
・私の経験したメーカー2社でも中学数学でOK。
お客さんも「これは技術屋さんに確認をしておいてください。」と言われるので問題無し。
断っておきますが、そのような知識を使いこなせる努力は怠らないべきとは思います。
工場の技術職とのコミュニケーションに想像以上に苦労した。
会話が不得意な技術職も中にはいる事の理解は必要
新卒入社してからすぐの頃を思い出します。工場の技術の人からかなりそっけない対応をされる、こともある。
今思えばみんなが懇切丁寧に教えてくれるなんてことは無いと分かる。
・入社してすぐだから皆優しく教えてくれる、は間違い。
・気分屋もいれば、頑固な人もいる。多様な会話力が必要。
・技術職とは顔つき合わせ会話が少ないのでなお難しい。
・技術職といかに仲良くなれるかが大切である。
技術にいかに動いてもらうか?は永遠のテーマでしたね。
ギャップに感じなかった点も載せておきます。
入社前後でギャップに感じなかったことかったこと
- 自社製品を追求するという点は自分に合っていた
- 数字(ノルマ)に駆り立てられる事が少ない
- 休日祝日出勤などの長時間労働は無い
- 業績は大幅に崩れにくい
必ずギャップはありますからこのポイントは押さえておきたいですね!
次の内容であなたがメーカー営業向きかどうかの参考にしてみてください。
部品メーカー営業に向いている人
下に当てはまる点がある人は部品メーカーを就活のターゲットとしない理由は無いですね。
部品メーカー営業に向いている人
- モノづくりに興味がある人
- 自社製品に愛着を持って、狭い範囲を追求したい人
- 超激務な営業マンにはなりたくない人
- 退屈でも淡々と働いていきたい人
上のように考えて部品メーカーへ就職した筆者はいまでも満足度高く仕事しています。
最後に記事のまとめ入っていきましょう。
まとめ|部品メーカー営業へ就職した理由!選んだ理由3選と入社後のギャップ
記事のまとめです。
改めてあなたの理想の営業の姿、ワークライフをイメージしてください。
筆者の紹介する部品メーカーの内情・向いている人の特徴と比べてどうでしょうか?
ぜひターゲットの一つのジャンルに加えてみてはいかがでしょうか。
記事のまとめ
- 文系職で選択肢として営業しかなかった
- 自社製品を追求していくスタイルが自分に合うと思った
- 企業の将来性があると睨んだから
- the営業マン的な営業活動が少なかった
- 数学的な理系知識が無くてもなんとかなった
- 技術屋さんとのコミュニケーションに苦労した
部品メーカー営業に向いている人
- モノづくりに興味がある人
- 自社製品に愛着を持って、狭い範囲を追求したい人
- 超激務な営業マンにはなりたくない人
- 退屈でも淡々と働いていきたい人
記事は以上になります。
読んで頂きありがとうございました。
コメント